2008年12月10日 千葉日本大学第一小学校・吉澤校長インタビュー
 
 
 
Q1 毎年お聞きしていて恐縮なのですが、今年の入試の概要をお聞かせ下さい。

受験者数126名で、内91名の合格、5名の補欠を出しました。

現段階で補欠合格者の決定は何名になったのでしょうか。

実はまだ一人も出てないのです。(2008年12月10日現在で)

そうすると、ご辞退の方がほとんどいらっしゃらないということですね。

80名の定員で90名合格者だったのですが、同点者がいましたので、91名合格者としました。手続きをしなかった方が9名いまして今のところ81名です。

千葉大学教育学部附属小学校の入学試験も終わっていますので、現段階で辞退者がいないとなると、このまま出ないかもしれないですね。

そうですね。手続きした後の辞退者は一人しか出ていません。

そうすると、補欠の方から、まだ上がりませんかと問い合わせがきて大変ではないのですか。

確かに事務室の方に連絡は入っているようです。ですが、今現在そのような状況ですので。去年は割りと手続きをしていながら辞退する方がいまして補欠の方にも合格を出せたのですが、今年はちょっと状況が違うようです。

キッズから受験させて頂いた方も、今年は掛け持ち受験の方がとても少なかったです。今年は不景気の影響もあるのか、複数受験された方が少なかったです。 言い方を変えれば、ものすごくリスキーな受験をされたと思います。ですが、全体的に見てもそのような方が多かったのかもしれないですね。

そうですか。でも、これから2次試験を行うようなところはないのでしょうか。

聖徳大学附属小学校の2次試験が先週ありましたので、千葉県下ではもう無いです。

千葉はもう無いのですね。

後は都内の国立になりますね。こちらはもう少し後で、合格が出るのが下旬だったと思います。
ただ、地理的に考えてもう余り関係が無いかとも思います。

去年は最終繰上げ合格日に何らかの事情で辞退された方がいたのです。ですから、現1年生が78名なのですが、繰上げの最終日でしたのでどうしようも無かったのですが。ですから、今年の場合は補欠の方々がまだ待っていまして電話がかかってくるのですが、今現在のところは動きがないという状況であります。

過去、キッズの生徒の中にも3月31日に補欠の繰り上がり合格が来ましたという方がいまして、どうしましょうというお話があったのですが、もちろんそのままこちら様でお世話になりまして、もう卒業していますが、親御さんにしたら相当なことだったと思います。

補欠を待っていましてもいつ来るか分からないということで、他に決めてしまって手続きをしてしまいますよね。

そうですね。ですが、その方はこちらの方でお世話になって本当に良かったとおっしゃってます。だいぶ本人もお母さんも迷ってましたが、結果として行ってよかったと言ってます。

そうですか。補欠の方には申し訳ないと思っています。


Q2 試験の内容についてなのですが、ペーパー試験の方は去年と同様6枚で平均点が62点ということでしたが難易度としてはどうだったとお考えでしょうか。

作成者としては昨年並みと考えているようで、平均点も70点ほど取れるのではないかと、予想を立てていたようなのですが、結果的には平均点が少し昨年よりも下回ってしまいました。ですが、平均点がそうであっても結構点数が取れているお子さんはいます。

最高点は結構高かったのですよね。問題の作成は去年と違う方がされたのでしょうか。

いえ、変わっていません。同じ入試担当の者で行っています。

私どもの方から見ましたら、多少難しい問題も含めていったほうが歯ごたえがあってよろしいと思います。

105点満点で90点以上取れた子がいなかったのですが、最高点の子が89点でした。

キッズの塾生の子です。当教室の方から初めてトップ合格が出せました。

そうですね。それから88点の子がいたり85点の子がいまして、80点以上の子は14名ほどいますね。

高得点を取った子もかなりいるのですね。でしたら、適度に散らばって問題としてはいい問題だったということですね。

70点台も比較的多いです。

では、しっかりと準備して望んだ子にはちょうどいい問題だったのですね。

一覧を見て見ますと、そんなに点数の差が開いてしまうというようなことは無かったのです。


Q3 特に今年の問題は去年に比べ主旨をお代えになったということはあるのでしょうか。

入学説明会で今年は少し入試を具体的に説明した方が良いのではないかと、そういうことで昨年に準じた問題を出しますからと言いましたので、記憶の問題ですとか図形にしても大体同じような傾向の問題を出したと思います。

キッズの会員のご両親にお話を伺いましたら、こちら様の説明会に参加してお話を聞いてきて前よりも難しくなるのではないか、という印象を持たれた方が多かったです。

どういう風に捉えたのかわかりませんが、昨年はペーパーテストを重視するということで問題数を増やしますよとお話したのですが、今回の場合には昨年の準じたということで急に難しくするとは学校側としては考えていませんでした。それで、今年の問題を見てペーパーテストが少し難しく感じたと言われましたが、傾向的には昨年と変わりは無いのではないかと考えています。記憶の問題に関しても特に変わっていません。


Q4 今年初めてお出しになったと思うのですが、耳で聞かせ絵を描かせましたよね。あれは子供としてはやはり面食らったようなのですが、何も描かなかった子というのはいたのでしょうか。

それはいなかったと思います。これは集団考査でしてペーパーテストではありませんので、これによって駄目という子はいませんでした。判定会議をやりました時にも特にこの子はと言うようなことは無かったですね。それで落ちた子の中にペーパーの方で点数が取れていながら集団考査の方で問題があったというような子はいませんでした。


Q5 今年はそれと後折り紙をお出しになってますね。ここのポイントと言うのはどういった点なのでしょうか。

先生が指示した通り出来るかどうか、そういう点ですね。

でしたら、多少不器用で張り方がヘタであるとか、そういったことは特に問題にならないということですね。

そういうことは全くありません。

でもバラエティーに富んだ試験で面白い内容になってますね。

1箇所だけではなくて、4箇所の担当官が変わりまして行動を観察しようということですので、1教員の時に行動面が問題になっても他の教員の時にそんな問題は無かったということもあります。

一人の目で見ますと、どうしても偏りが出ますからね。

運動機能の方は去年よりも易しかったかと思います。早く終わってしまいました。

そのようですね。子供たちも余りやらなかったと言っていました。


Q6 面接にて、こういう方は少し困るなというような方はいらっしゃいましたか。

子供に質問しましても全く答えられないだとか、そのような子供が毎年面接でいるのですが。今年はどうだったでしょうか。

全く無言で、全然しゃべらなかったとかはあったのでしょうか。

それは無かったですね。ただ中には、面接していてもきちっとした態度が出来ない、そういうお子さんはいましたね。それでこちらから聞いてもきちんと答えられなく、親の方に助けを求めるようなお子さんがいました。


Q7 面接試験を行うにあたり願書のチェックを行うと思うのですが、その中でこれは、という方はいましたか。

動機ですとか、そういうのが簡単に書いてある方はいました。幼児教室などに通い、指導を受けてらっしゃる方は細かくしっかりとした内容が書かれています。ただ中には2,3行で書かれていている方もいました。

2,3行では熱意が全く伝わって来ないですね。

ですが、そこで減点になるというようなことはしていませんが、もう少し書いていただけると有り難いです。

逆に書き過ぎというのはどうなのでしょうか。小さい字でびっちり書いてくる方もいると思うのですが。

それをもとに面接をしていますので全て読ませてもらっています。

その、2,3行しか書かれていない様な方に質問した場合、やはり受け答えも少しなのでしょうか。

いや、それは無かったかと思います。私が「本校を志願した動機をお話ください」と質問するのですが、願書に書いていない内容もいろいろお話しされます。


Q8 今年の編入試験についてお聞きします。新4年生と5年生は4科目で試験を行うようですが、これは以前から4科目受験だったのでしょうか。

学園の方針で昨年度より新5年生も編入試験を行うことになりました。そのため、新4年生と新5年生は4教科の受験科目にしました。

そうしますと、4年生からで5年生以上はお取りならないという方針だったのですね。

一昨年までは現3年生までが試験を受けられるということだったのですが、昨年より現4年生も編入試験をしていいのではないかということになったのです。これは小学校だけの考えではなく、中高との連携の上でのことであります。それから、新4年生に関してもそれまでは算数・国語のみだったのですが、新5年生の試験も行うにあたり40分の中で社会と理科も行うようにしました。配点としては算数・国語よりは比率としては下げております。

学校で学習している理科・社会の復習をしっかり行っていればいいような問題なのでしょうか。

そうですね。これは公立学校ですとか他の私立学校から受けに来ます。それで試験は1月の末にありますので、当校も学習指導要領に沿った内容でやっていますので特別なことは必要ないかと思います。私立学校の試験となりますと、教科書以外のところから出すという印象があるかと思いますが、当校の場合はそれは無いようにしています。

なるほど。ですが、こちらさまでは公立校に比べ実験など沢山やられていますがそのあたりは関係しないのでしょうか。

その点は余り関係してこないかと思います。
編入試験では、当校の子供たちの成績とある程度比較させてもらっているのです。同じ問題をやった時に、うちの子供たちと一緒に学習が付いていけるかという事を考えてのことです。

そうしますと、同学年の大体中の上くらいを目標に学習していけば大丈夫なのですね。

中もあれば十分だと思います。昨年は現5年生が一番欠けている学年で、編入試験は新5年生だけという状況で試験を行ったのですが、残念ながら成績が低かったです。

確か誰も通らなかったのですよね。

ええ、残念ながら去年はそうでした。私としては一人くらい合格して欲しかったです。

枠はあるのに一人もお取りにならなく、これは厳しいなと思っていました。

一人でも編入試験で合格を出したいと思っていたのですが合格点数に達していませんでした。

ですが、理科、社会の内容は公立学校と比べますと格段に違うかと思います。

ただ、先ほど申しましたように1教科20分ですから、国語・算数に比べて配点は低く、内容も特に難しくはしていません。

そういう点では少し厳しく見なければならなかったということですね。


Q9 編入試験でも行動観察はおやりになるのでしょうか。

行動観察は行っていません。

そうですか。そうしますと後は面接の中で見るということですね。

そうですね。

一般的な礼儀作法、言葉使いを家庭教育されているかということですね。

そういうことです。

それは小学校で体育の授業が受けられる程度でいいのですよね。

はい。みんなと一緒に普通に体育の授業が出来るのであれば問題ありません。得意だとか、上手じゃなきゃ駄目だとか、そういうことは全くありません。

そうしますと、しっかりとした学力は必要になるかと思いますが、中学受験をするような特殊な準備は必要ないということですね。

ええ、ですから基礎基本をしっかりと身に付けているということが第一ですね。


Q10 最後の質問になるのですが、これから受験を考えていらっしゃる方に何か一言ありましたらお願いします。

そうですね、昨年も申しましたが合格者の判定は総合的な結果で決まります。ペーパーテストが良くても行動観察や面接が良くなければ不合格となる場合もあります。だからペーパーテストの勉強だけでなく行動面も大切です。行動観察は普段の生活の中で躾をきちんと教育することが大事です。幼児教室の先生からもアドバイスがあるでしょうが、ペーパー学習だけをやるのではなく、ご家庭ではペーパー以外の家庭教育というのをしっかりやらないといけないと思います。また、兄姉が在籍しているから大丈夫ということはありませんので、ご兄弟のいらっしゃる方はしっかりと準備をして受験に臨んでほしいと思います。


本日はよいお話を伺いましてありがとうございました。
キッズカレッジから合格しました子供たちが入学後もよく勉強し、いい結果を修めるよう我々も努力いたします。
キッズカレッジ幼児教室 上田豊治
キッズカレッジ幼児教室 やちよ中央教室