2010.12.16 日出学園小学校・二見校長インタビュー
 
 
 
 ※以下の記事はコメント者ごとに色分けしております。内訳は以下の通りです。
 緑字 二見校長コメント
 橙字 塾長コメント


 御忙しいところお時間をいただき有難うございます。今年もまた入試の概要から聞かせていただきたいと思います。よろしくお願いします。

 応募人数が177人でした。当校の受験日は県内では最後ですから前もって他校の合格人数などが耳に入ってきます。それで今年も欠席者が多くなるんじゃないかと思っていましたが、おかげさまで今年は欠席者が少なく162名が受験し、140人の合格を出しました。

 実質去年よりも受験者は増えていますね。昨年より増えている学校はあまりありません。それで合格を140名お出しになっていますが、この内で内部進学の方はどのくらいいたのでしょうか。

 39名です。

 試験の内容に関してなのですが、今年のペーパーは何枚お出しになったのでしょうか。

 練習問題をやらせますので、それを含めて15枚程度です。

 出題された分野については言語や数・図形・生活などの6分野でよろしいでしょうか。

 はい、そうです。

 道徳はお出しになったのでしょうか。

 それは一番最初に出すと公言しておりますので、しっかりと出しました。

 分かりました。例年と比べまして今年の試験内容の難易度はどうだったのでしょうか。

 聞き取りの部分が少し難しいかなと思ったのですが、実際は意外と皆さん取れていました。

 よろしければ平均点を教えて頂けますか。

 大体80点くらいです。

 合格最低ラインはどの程度だったのでしょうか。

 75点くらいです。

 そうしますと、平均以上を取らないといけないという事ですね。

 そうですね。逆に言うと平均以上取っていれば大丈夫ということです。

 個別考査では今年はロッカーの収納をされたとお聞きしたのですが、これをどういった形で実施されたのでしょうか。

 これは学校で実際に使うロッカーを使用しまして見本の写真を用意しておきその通りに入れて下さいという形で実施しました。使った物もリコーダーや図工バックなど学校に通ったら使う物を使用しました。写真の通りと言う事ですが、向きも見ました。あとは時間内にきちんと収納できるか、そういった観点でもって見させてもらいました。ようは家でどういう生活をしているかというのを見るのが目的になってきますので、きちんと出来る子と出来ない子は出てきました。

 これに関しては、出来不出来が相当出るでしょうね。今年はたまたまですが、他校でも収納に関する出題が出ていました。そこでは積み木を使った収納を行ったようです。

 なるほど、後始末に関する出題という事ですね。

 そうですね。やはり見本があってその通りに収納するのですが、なかなか出来ない子と出来る子がいて差が出たとおっしゃってました。
 この収納に関しては個別に行ったようですが、集団ではどのような事をおやりになったのでしょうか。

 集団行動ではドミノを使って6人くらいのグループで協力して作れるかという事を行いました。

 これもやはり出来不出来が出ましたか。

 もちろん出ました。すごく楽しいですがやはり参加出来るかどうかが大事ですね。またちょっとした事で壊してしまうような子もいて、そういう時にどういう行動をとるのかという事を見ました。

 具体的にはどのように実施されたのですか。

 ドミノはケースに200個ほど入れておき、その周りにラインを引いておいてそのラインに合わせてドミノを作らせました。どのグループも全部並べられた所はありませんでしたが、ある程度時間を設け、決めた時間が来たら声をかけ一斉に倒して終わらせました。ただ、それが全部並べられたか並べられないかは全く関係ありません。

 そこはやはり協調性や参加できたかどうかというのがポイントということですね。

 そうですね。極端な話をすると、途中で倒れてしまって全然並べられなかったグループもありますが、それだから駄目だという事は全くありませんでした。

 これは机の上で行ったのですか。

 いえ、体育館を使ったので床でやりました。

 分かりました。こういうのをやると子どもの性格というのが良く出てきますよね。それから親子面接は例年通り親と子どもを分けて実施したのでしょうか。

 はい、その通りです。

 両親であっても母親か父親か一人であっても、これも変わらずですか。

 はい。両親だからプラスになるという事もありません。

 制作関係の出題はあったのでしょうか。

 それは無かったです。

 今年の入試では試験官の目から見てこれはというような方はいらっしゃいましたか。

 例年になくそのような方は見かけませんでした。面接にしてもいませんでしたし、集団行動でも大声や奇声を発するような子がいませんでした。

 今年の入試を振り返りまして来年以降何か変更しようという点はありますか。

 特にはないですね。

 そうしますと、今年の受験を前提に来年も準備しておけば大丈夫ということですね。

 そうですね。特別変えようという事は今のところはありません。

 分かりました。それでは、二見校長の方から来年受験を考えていらっしゃる方々に一言ございましたらお願いします。

 当校の場合県内では受験日が最後ですよね。又子ども自体も少なくなってきています。私は以前から申し上げているのですが、環境や教育内容は東京の学校に負けているというつもりは全くなく、逆に千葉の方が広々としていていいと思っています。ですから、とにかく一度本校を見に来て頂き、是非この学校で学ばせたいと考えて頂ける方に受けて頂けたらと思います。

 こうやって各校のお話を伺っていますと確かに全体的な受験者数というのは減っているようですが逆に平均点は上がっているようですので、本当に準備して入りたいという人は全く減っていないのでしょうね。

 そうですね。これからはそういった方にどんどん来て頂きたいですから、出来る限り学校をオープンにしていきたいと思っています。

 入試に関するお話ありがとうございました。
 次のお話に移りたいと思います。来年から新学習指導要領が始まり、既に各校が移行措置という段階で取り組んでいるかと思います。特に公立校の場合、授業数も増え学習内容も大幅に増えるという中で対応に苦しんでいるという話をメディアなどを通じて耳にしますが、こちらでの対応というのをお聞かせ願えますか。

 基本的には全くしません。このしないというのは、以前の3割削減という話自体をしていないという事です。

 なるほど、もともと減ってないということなのですね。

 そうです。3割削減ですとか生きる力ですとか土曜を休みにして週5日制にしようといった時に、結局教える内容を考えてカリキュラムを組んでいた時、我々としては児童にとっても全く苦になっていなかったのです。中学生に行ってしまった内容ですとかありましたが、そこに関しても全く違和感もありませんでした。副教材などを使用して対応しやり続けていました。ですから、それがまた小学校に戻ってきたからといって特別何か対応が必要だということは全くありません。

 いわゆるゆとり対応というのをしていなかったということですから、それを戻した所でバタバタするということはないのですね。

 そうですね。内容的にも今回の教育改訂で入ってきた内容以上の事を既にやっている自負しております。「生きる力とゆとり対応」についてですが、私の考える「ゆとり」とは児童一人ひとりが学校生活の中でいろんな体験をして、自分で考え、対処していく力だと考えます。他校以上にその様な体験の場をたくさん提供していく事を重視してきました。その中から「協調」「自我」「我慢」等が身について、それが「生きる力・ゆとり」いつながっていくと思います。

 今土曜日はどのくらいやっているのですか。

 月に2回で17日分確保してやっております。

 今後土曜日は全部授業をするということはあるのでしょうか。

 どこかで視野には入れなければならないかもしれないですが、現状授業数は足りています。

 他の校長先生方のお話を伺ってもやはり同様のご意見ですね。内容に関してももともとやっているから変える必要はないという事です。それが私学としては普通な事なのかもしれないですね。

 教科書なんかも新しいのが入って来ていましたが、あえて旧教科書を買いましてそれを使用していました。

 そうでしたか。公立校等は準備でバタバタしていると聞きますが、それならば全く問題ないですね。

 そうですね。とにかく現行の教科書でなくなってしまったり浅くなってしまった箇所については、補助教材等を使用ししっかりと指導してきているという事です。ですから、前の教科書で指導していてどうということはなかったのです。子どもたちがついてこれないだとか、教える方が大変だとか、あるいは理解がどうだとなかったのに、それを3割も削減したのかと。絶対このリバウンドは来ると思っておりました。

 その辺りは見越していた通りになってしまったという事でしょうね。

 本日貴重なお話ありがとうございました。

キッズさくらカレッジ幼児教室 上田豊治
キッズさくらカレッジ幼児教室 やちよ中央教室